2015年09月08日

ピースとハイライト、あなたはどちらがお好み?タバコの話じゃないのよ、政治の話、もちろん。

安全保障関連法案が国民の間で論議されている今、憲法9条に注目している方はいらっしゃっても、日本国憲法前文をじっくり読む人はそう多くないのでは。

でも実は、戦争法案が戦争を抑止する法案か戦争を引き起こす法案かがわかるカギがこの文章の中に隠されています。

日本国憲法前文

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。

われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。


ネットの間では、右翼、左翼、ネトウヨ、共産主義者など「右」と「左」に分かれて、安全保障関連法案は戦争を起こさないための法案だ、いや国民を戦争に駆り出す戦争法案だと論争が激しく続いています。

テレビが一方的に政府側の主張を流すだけに比べて、ツイッターやフェイスブックではどっちの意見もよくわかります。新聞やテレビばっかり見てる人は「中国や韓国は恐ろしい、やっぱり軍備を増強して備えたほうが安心じゃないか。」と思う人が多いでしょう。

私が今交流している人たちの意見をまとめてみますとざっとこんな感じ。

○安全保障関連法案は、国民を戦争に行かせる法案ではなく、戦争の抑止力になるから、ぜひ成立させてほしい。という意見の人たち。

今全国いたるところでやってる戦争法案反対のデモは間違っている。人数を誇大に詐称しているから反対する人たちを信用できない。

恐ろしい中国や韓国が、日本の尖閣諸島や竹島を実効支配し、日本の領土を占領している。日本の領土をかすめ取ろうとする悪い国に、軍備で威嚇し思いとどまろうとさせる法律。決して本当に戦争を仕掛けるものではない。

抑止力によって平和を保つことは、世界の国々が普通にやっていること、日本だけが自分の国しか守りませんなどと言うのは自己中心的。多くの国が一緒に守りあって大国の威嚇や脅威からお互いを守っている。そのほうが安全で軍事費も安くあがる。

戦争法案などと言って、自衛隊が米軍と一緒に世界のどこの国にでもついて行けるなどというのは大嘘だ。朝鮮半島有事のさいに派兵される可能性はなくはないけど、政府が「侵略戦争には参加しない。」と言ってるので、日本は侵略の戦争には参加することはあり得ない。

デモによって国民が選んだ代表が決めることをゆがめるのは、議会制民主主義にもとる。前回の国政選挙で国民の多数が自民党政府を選んだのだから、彼らが決めたことに国民は従うべきだ。

日本国憲法はもう今の時代にはあわない。すぐに改憲したほうがいいが国民の多数の同意をすぐに得るのは難しい。国民の命を守るために、今は「解釈」で「集団的自衛権」を行使し、時期をみて、国民投票で改憲をするほうが現実的だ。

○ 安全保障関連法案はあきらかに戦争を引き起こす法案なので、廃案にしたいという人たち。

この法案は憲法違反というより、憲法を形骸化し、日本の「立憲主義」を踏みにじる暴挙である。日本国民を政府の支配や圧力から守るために作られた平和憲法、あの悲惨な侵略戦争で多くの尊い命の代償を払って作った宝を、世界情勢が変わったからなどと言って簡単に踏みにじる行為は許せない。1政権が、国民の同意もなしに勝手に「解釈」し、これまで70年間「集団的自衛権は憲法9条から逸脱するので行使できない。」としてきた政府の立場を、180度変えてしまう暴挙である。

法案の内容を読めば、あきらかに米軍の手下になって、世界中に戦争に行くと書いてある。地域の限定などない。どういう場合に戦争に行くかは政府の判断であり、アメリカが要請すれば安倍首相はどんな戦争も断れない。

集団的自衛権とは、友好国どうしがお互いに守りあうことではなく、他国の戦争についていって一緒に戦争すること。軍事費が安く上がるどころか、自国が攻められてもいないのに戦争に駆り出されて軍事費は跳ね上がる。

日本は集団的自衛権を行使すれば、軍事費は減るか?否である。米軍基地増設や自衛隊の米軍護衛のために武装などでこれからどんどん軍事費は増えてゆく。(米国はそれが狙い。安倍を米国に呼んで、法案を必ず成立させると誓わせた。日本の国会で審議される以前に。)

軍備による威嚇は戦争の抑止力にはなりえない。軍事同盟を強化し、どんどん米軍と海外に出て行って一緒に活動すれば、中国は威嚇されて尖閣諸島から撤退するだろうか。否である。さらに軍拡して日本を威嚇するだろう。果てしない軍拡競争と威嚇が続けば、いつか軍事衝突の可能性もある。

小さな紛争はあっても全面戦争など起きないという人もいるが、戦争とはいかなる小さなものであっても、殺し殺されること。日本を守るために多少の犠牲はやむを得ないなどというのは、自分が戦争に絶対行くことのない人がいう傲慢な考えである。

日本人は「人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」という前文の通り、軍事力ではなく、平和外交と国際協力によって平和を実現するという憲法を持っている。

もし、この憲法がいいと思うなら、戦争法案を廃案にすべきだし、国民がこの方法での平和実現を望まないなら、まず、憲法を変えてから法案を提出すべきである。法治国家の日本で、議会制民主主義を大切にするならまず憲法を改正するのが先。この手順を踏まない政府は、独裁政権と言って過言ではない。

戦争法案は実は国民を守るためでなく、米軍を守るために作られる。長年の戦争で、軍事費が跳ね上がり、お金も兵士も疲弊した米軍が、日本に金と兵士を肩代わりさせる法律。アーミテージ・ナイなどのジャパンハンドラーによって早く成立させろと催促されている。安倍政権は日本国民よりも、アメリカ政府のいいなりにならないと存立できないからだ。

毎日、テレビや動画によって「中国は恐ろしい国だ、話し合いなど通じない国だ、だから軍事力を強くして威嚇しないと日本はやられてしまう。」と日本人は洗脳されている。正義漢の強い人たちが、日本を守るためにこの法案は必要だと思い込まされている。戦前の日本と同じ。戦前の国民は政府にマスコミを通じて「鬼畜米英」とあおられ、アジアの国を守るためと信じ込まされて実はアジア・中国大陸で殺戮の限りを尽くした。「自衛のための戦争」などと騙されてはいけない。

「対案を出せ。」という中立の立場の人たちに。日本国民を戦争に狩り出し、重税に陥れる悪法の対案などない。やめることこそが対案。必要ならば憲法を改正したのち、改めて日本を守れる平和安全法制を提案しなおすことが対案。いくら国際情勢が変化していても、国民が話し合う時間は十分ある。

どっちの意見をあなたは正しいと思います?

ツイッターやフェイスブックでは、お互いが左翼、右翼などと決めつけ、人の意見に暴言を吐く人も増えています。私など低能とか、あっちの人とか、キチガイなどと呼ばれて、「頭がおかしい人だから話し合っても無駄」と言われたりします。

「左翼だからこの人の考えはおかしい。」「あなたは何も知らない。」などと自分と違う意見を頭から間違っていると決めつけたり、誤字脱字や、表現の仕方に揚げ足を取るようなコメントをする人もいます。数字が違っている、漢字を間違っているからこの人の意見はでまかせだと言って。そういう人は決まって安保関連法案案賛成の人です。

安倍首相は日本国憲法をみっともないと言ってます。

実現不可能な、ユートピアのような前文だという人もいます。

中国や北朝鮮や、ISのような話の通じない暴力国家に、憲法前文は通用しないと私の息子は言います。

私は日本国憲法に書かれている崇高な理想は、絵に描いたモチではないと思っています。

本気で実現したい人が世界に広がり、つながり、世界に働きかけ、世界各国が経済協力や人道支援、途上国のインフラ整備など戦争以外の活動で協力し合う大切さを学べば、少しずつ実現すると信じています。少なくとも武力で相手を威嚇するのでは真の平和は生まれない。

甘ったれるんじゃない、世の中は弱肉強食、油断してれば殺される世界だという人に。そういう考えが世界に広まっていけば、いつか世界は核兵器で滅びますよと言いたい。

「殺される前に殺せ。」軍備による抑止力とは究極には、そういうことなのです。ほどほどの軍事力を持つとか軍事バランスをとるなどまさに空想の世界。いったん軍拡が始まればお互いがお互いの軍拡を加速します。太平洋戦争だってそうでした。歯止めがかからなくなる。この法案はまさに歯止めをはずす法案。

そうならないように、憲法は賢い選択を人類に与えていると思います。

戦争はどんな理由があろうが、殺し、殺されること。防衛だろうが侵略だろうが絶対に許されません。

「敵がもしせめて来たらどうするの、家族が殺されても無抵抗なの?丸腰でも悪党に抵抗しないなんてあなた馬鹿じゃない?」耳にタコができるほど言われてきました。戦争が始まってしまえば、抵抗しようが相手を殺そうが結果は同じなのに。

敵を作らないためにどうしたらいいか。自分が心から信頼される友になるにはどうしたらいいか。信頼の輪を広げるにはどうしたらいいか。世界の平和を考えるということは、自分の周りの人々とのくらしを考え直すことになると思います。

私個人の考えですが、日本国憲法前文と9条は、いかなる戦争も禁じている。防衛ならしてもいいというのは詭弁です。そんなのは非現実的だという人はたくさんいますが今、その憲法の精神を広げていかなくては、世界は破滅の道に向かうばかりです。

世界には1万7千発くらいの核兵器があるそうです。誤作動やテロリストの手に渡って核戦争にならないという保証はありません。テロリストは威嚇ではなく、自爆戦争のために使うそうですよ。

テロを防ぐために先制攻撃の侵略戦争を繰り返した結果、アメリカはますますテロ国家を増やしてしまいました。国内は貧富の差が激しく、社会保障も十分ではない。でも戦争をやめられない。戦争で戦争をなくすことができないとわかります。

日本が戦争法案を通し、集団的自衛権を行使すれば間違いなく米国と同じ道をたどります。

どんなにマスコミが「中国は恐ろしい国だ。」といい、ひどい政治をやっている国だとしても、それを理由にして日本が軍備増強し戦争をする国になっても、中国の悪政は止められません。

「憲法9条では中国の暴政を止められない。」当たり前です、憲法の精神は、世界じゅうに広まってこそその真価を発揮するのですから。

安倍政権が早く法案を成立させたい理由は、

1、アメリカ議会にすでに、成立を約束してしまったから。

2、日本の大企業・軍需産業が、早く原発を世界に売りたい、自衛隊に武器をたくさんもたせて護衛させたい。政府にたくさん武器・兵器を買ってほしい。早く法案を成立させて今までよりももっと儲けたい。

だから安倍政権を莫大な献金で応援しています。

(本日、日本政府が武器輸出を解禁したというのは本当でしょうか?憲法をないがしろにする暴挙です。)

そのために手を変え品を変え「中国・韓国の脅威」をマスコミに宣伝させています。尖閣や竹島を「実効支配」していると宣伝して今にも戦争になるような雰囲気を作り出す。

爆発事故を隠ぺいしているとか、人民を抑圧しているとかいうワイドニュースを流すなどして、共産主義国は自由のない国だと思わせて、こんなひどい国とは話し合いなどできないという「嫌中国」「嫌韓国」の人たちを増やす。

国民が軍備増強を受け入れるようにするためです。今、日本は、社会保障や年金制度の予算をどんどん減らし、軍事費だけを突出させて増やしている。でも国民は文句を言わない。中国や韓国を威嚇できる軍事力を持たないと危ないとマスコミにあおられているからです。

ネットでも中国人や韓国人が残虐行為を行っているとか、中国政府がひどい政治をしているとかいう動画を見かけますよね。たいていの人は引っかからないけど、ヘイトデモに参加するような右翼の、愛国心の強い人はたいてい騙されて「中国なんかに憲法が通用するものか。」「奴らを殺せ」などとツイートする人もいます。

さて、右翼と左翼のみなさん、誹謗中傷して悪口合戦している場合でしょうか。国民がけんかして、誰が一番喜ぶでしょう?

賢い皆さんはもうお判りでしょう?倒すべき相手は国民をないがしろにして私利私欲に走る、あの党ですよ。

大切な日本国憲法を踏みにじって、自分たちの私利私欲のためにがむしゃらに殺し殺される戦争へと日本人を駆り出す安倍政権こそ、退陣させなければならない共通の敵ではないでしょうか。

憲法などなんの役にもたってない、70年はアメリカの傘に守られたという人に言いたい。そのアメリカは何度も日本人を戦争に連れていきながら、一人も戦争で日本人を殺させていない。アメリカ兵は数千人も死んでいるのに。

日本政府がずっと憲法9条を理由に、「日本人を戦争にまきこむ集団的自衛権を行使しない。」とアメリカに要請してきたからです。

今、安倍政権は、歴代の政府がやってきた日本人の命を守るという大切な仕事を投げ捨てて、アメリカと自民党のために法案を成立させようとしています。

右翼も左翼も一緒にこの独裁政権を倒そうじゃありませんか。

コメントをくださる方に。

あなたは無知だ、偏っている、論理が矛盾している、飛躍しすぎだ、データが間違っている。キチガイだ、左巻きだ、共産主義者だ、アカだ、などという誹謗中傷はたくさんです。あなた自身の、憲法に対する考え方、戦争法案が戦争法案でないという説得力あるご意見をお願いします。

お待ちしています。

追記:YAHOO!みんなの政治の中に、安保関連法案について賛成派、反対派の意見をまとめたサイトをみつけました。私の書いた記事と、大筋では同じだと思いました。読んでみてください。

http://seiji.yahoo.co.jp/article/23/
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posted by ma1115 at 02:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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